意味:
オフェンス時に選手配置を工夫し、コート全体にスペースを広げること。ディフェンスを引き伸ばすことで、ドライブのレーンやパスコースを作り出す戦術的概念を指す。特に3ポイントシューターを外に配置することで、ペイント内に余裕を生み出すことができる。
発音: /flɔːr ˈspeɪsɪŋ/
例文(実況での使い方):
“The team’s floor spacing allows the big man to operate inside.”
(チームのフロアスペーシングによって、ビッグマンがインサイドでプレーできている。)
解説:
floor spacing は現代バスケットボールにおいて非常に重要な概念です。3ポイントラインの外にシューターを配置し、ディフェンダーを引きつけることで、ペイントエリアの混雑を防ぎ、ドライブやポストプレーを成功させやすくします。スペーシングが良ければ、キックアウトやボールムーブメントが生き、得点効率が高まります。一方でスペーシングが悪いと、ディフェンスがペイントを固めやすくなり、シュートが詰まりターンオーバーの原因になります。
関連表現:
表現 | 意味 |
---|---|
spacing | コート上の選手間の距離。floor spacingの略として使われることもある。 |
stretch four | 3ポイントを打てるパワーフォワード。スペーシングを広げる役割を持つ。 |
pace and space | 高速展開とスペーシングを組み合わせた現代バスケットボールのスタイル。 |
wide-open | ディフェンスが寄っておらず完全にフリーな状態。スペーシングの恩恵で生まれることが多い。 |
コメント